内容説明
とってもやさしかったお母さんが、とつぜん鬼のようになりました。どうしてボクはひとりでナスビを売らないといけないの？？？
著者等紹介
原田剛［ハラダタケシ］
１９７２年１１月２９日、徳島県阿波市土成町生まれ。株式会社ワイヤーオレンジ代表取締役社長。２００１年、徳島県で地域密着型の育児雑誌『ワイヤーママ』を創刊。現在全国９都市にフランチャイズ展開中。夕張再生の会理事、日本はいはいグランプリ協会専務理事、夕張再生の会理事、徳島青年会議所シニアクラブ会員
筒井則行［ツツイノリユキ］
１９７３年７月２０日、徳島県吉野川市鴨島町生まれ。株式会社ワイヤーオレンジ・イベント事業部長、カンボジア支援事業部長。元・東京の舞台俳優で、映画にも多数出演。特技のイラストを活かし、『小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』で絵本画家デビュー。四国ＮＡＢＥサミット・メンバー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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＊すずらん＊
99
生きるという事の本当の意味。楽しい事ばかりではない。辛苦を舐める事もある。それを教える事は親が子にかける愛情の中で最も難しく、そして絶大な物ではないでしょうか。正しく心を鬼にしないとできない事であり、故に敬遠され先延ばしにされ易いかもしれません。でも長くはない命のタイムリミットを知った時、母親はきっと鬼となるのでしょう。自らでもって教えたい・伝えたい。その本当の意味に子供が気付く頃には、自分がこの世に居なくても…試練という物は世間から受けるよりも、最愛の親から与えられて初めて意味を成す物なのかもしれません2016/06/17
けんとまん１００７
86
孝行をしたい時には・・・・という言葉を想い出した。タイトルや、この装丁（中の絵も）を見ると、いったいどんな本なんだろう？と思いつつも、引寄せられるように、図書館で借りた。茄子の込められたご両親の思い、しかし、大抵の場合、小さい子供には伝わるものではないし、あえて伝えないことも多いと思う。茄子、個人的には好きな野菜なのでとは思うが、さすがに、いつもいつもとなるとなあ～。でも、ふと思った。それは、とても贅沢なことでもあるのではと。2016/05/24
しいたけ
73
私は上と下、両方経験させられ、それが良かったと両親に感謝している。感謝できる人間に育ててくれたことにも感謝している。また、感謝できる人間でいるよう踏ん張った自分を、何より誇らしく思っている。ところが自分の子供となると話は別。出来ることなら苦労などしないで生きていって欲しい。我慢なんていいよ、やりたいこと欲しいものがあったら何でも言ってねタイプの親である。そのくせ人生を決めるような旅も経験させたことがない。陰で泣いてでも鬼になってでも大切なことを伝える覚悟。ああ、これを持たずに育てた結果の、我が子ども（泣）2016/03/07
itoko♪
70
先日テレビで紹介されたらしく、店分が入荷したので読んでみました。優しかった母が突然 鬼のように厳しくなった、その理由とは…。劇画チックな表紙とタイトルで、インパクト抜群！あとがきにあった【木の上で立って見ている、と書いて「親」】少し離れたところから黙って子を見守る。私はついつい過保護になってしまうから、時々この言葉を思い出そう。2016/01/26
☆よいこ
64
どっかの社長さんの自伝的絵本。高齢出産で生まれた僕の両親は、まるでおじいちゃんとおばあちゃんのようだった。ナスビ農家だったので毎日ナスビを食べさせられた。小学生になると、鬼の顔をした母親に袋詰めされたナスビを持たせられ｢団地で100円で売ってこい｣と言われる。最初は恥ずかしかったけど、勇気を出して声を出したら売れた。嬉しかった。▽強烈な印象の絵本。ブックトレードカフェで紹介していただきました。最後はいい感じの感動ものでした。2018/10/13
