リスクを取らないリスク

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リスクを取らないリスク

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784844373759
  • NDC分類 338.1
  • Cコード C2034

内容説明

収入、キャリア、年金、資産…。何もしない=マイナスの時代。ニューヨーク、ウォール街で起業したファンドマネジャーが予測する「将来日本で起こるリスク」、知っておきたい「お金との向き合い方」、「お金で買えないものの話」。

目次

第1章 リスクに関する3つのルール
第2章 リスクの担い手がいないとどうなるか―アメリカ金融危機の例
第3章 「リスクを取らないリスク」の例―日本の金融政策
第4章 想定されるリスク―日本の更なる資本主義化
第5章 想定されるリスク―広がる格差
第6章 想定されるリスク―進む円安
第7章 想定されるリスク―年金カット
第8章 リスクを取る前に
第9章 お金でできる「リスクを取らないリスク」対策
第10章 お金でできない「リスクを取らないリスク」対策
終章 実行

著者等紹介

堀古英司[ホリコヒデジ]
ニューヨークに拠点を置く投資顧問会社、ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC最高運用責任者。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)為替資金部ドル・円ディーラー、部長代理、同ニューヨーク支店バイス・プレジデントを歴任した後、ニューヨークにてファンドマネジャーとしてヘッジファンドの運用に携わる。関西学院大学経済学部卒、ニューヨーク大学大学院(ビジネススクール)にて金融を専攻、経営学修士(MBA)。2006年、アメリカで最も優れたアジア系ビジネスマン50人の1人として、アジア・アメリカ・ビジネス賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

72
資本主義の仕組みが、リスクを取ることで利益を得て、発展していくことになっていると著者。ここ数年のユーチューブなどの投資系ブロガーが誰もが言っていて食傷気味の、すでに米国株、SP500への投資を勧めていることに驚く。この本は2014年に出版されたものだ。正直現在の米国株に飛びつくにはもう遅すぎで、2014年ごろに投資していたらと、嘆く。停滞しがちな日本市場の問題点に暗然とする。対照的な米国株式市場の魅力に納得。やっぱ黒船が必要なのかこの国は。ある程度の経済知識を必要とするが実に良書。オススメ。2021/10/11

雪風のねこ@(=´ω`=)

53
要するに虎穴に入らずんば虎児を得ず。世界と日本の金融や経済の推移を理由も付けて説明してくれてるのは勉強になる(初歩なんだろうけど)。確かに胡散臭さは有るものの、貯蓄していれば大丈夫だろうという日本ではなくなっているのも、確かである。また生物学的に、安寧の中で生きるよりは、飢餓やストレスにさらされた方がより強く生きられると云われる事から考えても、納得できる部分も多い。2015/11/29

Willie the Wildcat

35
一般論のHigh Risk/High Returnに対し、願うは当然Low Risk/High Return。事象の偶然性と必然性に、人間の主観性と客観性が絡む。多次元方程式からの判断と結果責任。日米・中央銀行の方針の違いを紐解くことで垣間見える”保守的”要因。但し、必ずしも腹に落ちないのは、実際にはもう一段詳細レベルでの違いと感じる故。全般的に目新しい論点は少ないものの、日頃の振り返りという意味では有効という気がする。2015/06/08

Kentaro

28
アメリカでは中央銀行の目的は、雇用最大化、物価安定、適切な長期金利の3つだが日本は物価安定が唯一の使命だ。雇用情勢が悪化すればアメリカでは金融緩和策を実施するが、日本では特段の策は講じない。何かを実行した際のリスクだけでなく、実行しなかった際のリスクも分析し、どちらを選択するかの判断が重要だ。アベノミクスによる株価の大幅上昇も株価下落リスクを負っていた株主のみが恩恵を享受できる。日本の年金はGPIFが運用しているが元本保証はあるがほとんど利益を生まない国内債券が6割を占める。これでは運用実績は上がらない。2019/05/29

メタボン

13
☆☆☆★ 一つのかごに全部の卵を盛るなと言うのは良く聞くリスク分散理論。でもそもそも多少なりともリスクを取らねば、リターンはない。ファンドマネージャーならではの視点でわかりやすくリスクについて説明している。2015/03/26

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