内容説明
SIPの基本的な解説だけでなく、具体的にNGN上でアプリケーションを開発する場合のSDK(ソフトウェア開発キット)をはじめ、ユニファイド・コミュニケーションなど企業利用のためのSIP拡張、さらにP2PSIPも含めて執筆。巻末4大付録として、「SIPのコール・フロー」や「NGN対応SIP-SDKの例」、「SIP関連のヒッチハイカーズ・ガイド」「SIP関連WGとRFC一覧」をまとめる。
目次
第1章 Q&Aで学ぶSIPの基礎―NGNやLTEでも採用されるSIP
第2章 IP電話を実現する技術とSIPによる新サービス
第3章 クライアント‐サーバ型「SIPプロトコル」の全体像―SDP/プロキシーからコール・フローまで
第4章 SIPメッセージのフォーマットとシーケンスの詳細―リクエスト・メソッドからSIPヘッダの内容まで
第5章 SIP利用サービスとNGNアプリケーション―ENUMから実際のNGNアプリケーションまで
第6章 次世代SIPの新しい動向―NAT越え対策/SIPのセキュリティ/P2PSIP
第7章 ブロードバンド時代の新しいSIPの適用事例―スマートフォンからホーム・セキュリティまで
付録
著者等紹介
千村保文[チムラヤスブミ]
沖電気工業(株)キャリア事業本部事業統括部上席主幹、(兼)IP電話普及推進センタセンタ長。(株)OKIネットワークスネットワーク・ワンストップセンタエグゼクティブ・コンサルタント。1959年神奈川県に生まれる。1981年日本大学理工学部卒業後、沖電気工業株式会社に入社。入社後、主にテレックス交換、メッセージ交換、パケット交換やATM‐LANなどのシステム開発に従事。1995年よりVoIP(Voice over Internet Protocol)の開発を担務
阪口克彦[サカグチカツヒコ]
(株)ソフトフロント代表取締役社長。1979年早稲田大学理工学部電気工学科卒業後、キヤノン株式会社入社。ソフトウェアエンジニアとして、ハンディパソコンやMSXの開発に携わる。1992年同社情報システム研究所室長に就任。1997年同社商品開発本部プロジェクトサブチーフに就任。2000年株式会社ソフトフロント入社、同社執行役員に就任。リアルタイムコミュニケーションを実現するSIPに注目し、研究開発を開始する。2001年同社取締役/CTOに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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