内容説明
誤訳の『構造』・『典型』に続く三部作の完結編。頁を追わず、頁数に関係なく、どこを読んでも英語の「核」に触れ、楽しみながら学べる。翻訳で大切な役割を果たす「オノマトペ」を、「英⇔和」の翻訳例で実証。これも本書のユニークな特長。
目次
1 誤訳の点描―珍訳のユーモア、独創訳の妙味(派手なスーツに身を包み;むき出しのベッドに腰を下ろし ほか)
2 翻訳・誤訳の今昔―初期の辞書から同時通訳まで(初期の英和辞典に見られる“苦心訳”;訳語の変遷 ほか)
3 誤訳の姿態―さまざまな形の原文離れ(誤植に類した誤り;誤植か誤訳か ほか)
4 誤訳の類別―各種の誤訳の分類・解説(名詞;代名詞 ほか)
5 オノマトペ(擬音語・擬態語)―日本語の特技、翻訳の妙技(英→和の訳でオノマトペが多用される語;翻訳とオノマトペ ほか)