内容説明
どうすれば、案を的確に選び取ることができるのか―。日産自動車の宣伝部長として、数々のヒットキャンペーン企画を採用した著者がおくる「新しいプレゼン論」。
目次
はじめに プレゼンは選ぶ側のもの(選ぶとは自分たちの明日を決めること;プレゼンはプロセスのひとつ)
第1章 プレゼンに必要な「2つの理解」(「選びやすくするもの」、「選びにくくするもの」;「端的」という選びやすさ ほか)
第2章 「選べる場」をつくるために(ブリーフィングで理解をつくる;しぼり込む ほか)
第3章 プレゼンを読み解く方法(分析手法;ひとことでいうと ほか)
第4章 選んだものを生かすには(案を守る;「判断」と「納得」 ほか)
著者等紹介
野口恭平[ノグチキョウヘイ]
日産自動車株式会社グローバルブランドコミュニケーション・CSR部長。慶應義塾大学法学部政治学科卒。1980年に日産自動車株式会社入社後、宣伝部広告制作チーム、商品企画室、NISSAN North America Inc.(北米商品戦略室)を経て、2001年、国内宣伝部長に就任。2003年からはグローバルマーケティング部長として、日本、北米、欧州を含むグローバル地域の広告宣伝、SP、イベント、モーターショーなどのブランドコミュニケーション戦略統括を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
marusan
1
タイトルに惹かれて読んだ。プレゼンは、社外からプレゼントをもらった自分がきちんとブレずに論理的に理解する所から始まる。もらったプレゼントを社内関係者、最終的には社長に対して、今度は自分がプレゼンしなくてはならない。社長の決裁が取れたら、自分が関係者に指示して実行してもらう。詰まるところ、プレゼンは社内プレゼンが山、ビジネスプロセスの通過点に過ぎない。プレゼンは目的ではなく、ツールにすぎない。プロとして、当事者だと確信できる自分にならない限り、決裁者は安心して自分のプレゼントを受け取ってはくれない。2022/07/23
lock
1
提案を受ける側(発注者側)視点からみたプレゼンの本。営業側は、当然いい提案・いいアウトプットをしようと努めるが、それ以前に発注者側の「ブリーフィング」が重要だということを改めて感じる。2014/01/24
Satoru Moriaki
1
同僚から薦められて読んだ一冊。扱う商材などは異なれど、提案を生業としている人間として、気付かされることが多かった。提案に至る際の心持ちを少し見直そうと思った次第。僭越ながら社内外の関係者にもぜひ読んでほしいなぁ。2013/05/11
Q_P_
0
異動なんかで広告宣伝を担当しないといけなくなった人は、いろいろ勉強するんでしょうけど、その時に読む本の1冊に加えると良い本 2010/06/13
kuroari
0
「通すための案」か「本当にいいと思う案」か、というのはいつも迷う。でも、その時点で僕自身も「プレゼン」をプロセスの一つとして思ってないということ。いつも提案する側なので、"選ぶ側”の論理を知ることで裏をかけるようになれば、という邪な期待にそった内容は、それほど無かったけど、とても勉強になった。選ぶ側の人は必読だ。しかし、こんなに”選ぶ”ことに真摯に取り組んでくれるなら、提案する側も応えがいがある。この人と仕事ができた人は幸せだなぁ。2010/04/09
-
- 和書
- 医事刑法への旅 〈1〉