内容説明
Scalaは、1行コードから大規模プログラムまで書けるスケーラブルな言語。オブジェクト指向と関数型をバランスよく融合し、Javaをベースに、C#、Smalltalk、ML、OCamlなどの特徴を取り込んでいる。並行処理やパーサー・コンビネーターなど標準ライブラリーも豊富に備える。本書では、Scala言語デザイナー自らが、Scalaの考え方と使い方をステップ・バイ・ステップで解説。オブジェクト指向と関数型、両方の側面をていねいに説明。関数型というパラダイムを学びながら、オブジェクト指向の理解も深められる。次世代言語の標準指標を理解したい人のための、必読の書。
目次
スケーラブルな言語
Scalaプログラミングの第一歩
Scalaプログラミングの次の一歩
クラスとオブジェクト
基本型と演算子
関数型スタイルのオブジェクト
組み込みの制御構造
関数とクロージャー
制御の抽象化
合成と継承〔ほか〕
著者等紹介
オダースキー,マーティン[オダースキー,マーティン][Odersky,Martin]
Scala言語の作者。スイス・ローザンヌのスイス連邦工科大学教授として、プログラミング言語、特にオブジェクト指向プログラミングと関数型プログラミングの言語を研究している
スプーン,レックス[スプーン,レックス][Spoon,Lex]
Googleのソフトウェアエンジニア。ジョージア工科大学で動的言語の静的分析について研究を進め、コンピューター科学の博士号を取得。スイス連邦工科大学ではポストドクターとして2年間に渡ってScalaの仕事に携わる。Scala以外にも、動的言語のSmalltalkから科学言語のX10までさまざまなプログラミング言語を研究している。現在、妻とともに米国アトランタに在住
ベナーズ,ビル[ベナーズ,ビル][Venners,Bill]
Artima DeveloperのWebサイトを運営するArtima,Inc.の社長。Javaプラットフォームのアーキテクチャや内部構造についてのプログラマー向けガイド『Inside the Java Virtual Machine』の著者でもある
長尾高弘[ナガオタカヒロ]
東京大学教育学部卒。20年ほど前から翻訳に携わる
羽生田栄一[ハニュウダエイイチ]
株式会社豆蔵取締役プロフェッショナルフェロー/豆蔵ソフト工学ラボ所長。ゼロックス文化圏でSmalltalk‐80に触れ、プログラミングを超えたオブジェクト指向やモデリング技術の可能性に目覚め、日本での普及促進とビジネス化を模索。2000年に豆蔵を立ち上げ、オブジェクト指向、モデリング、プロセスにもとづくITコンサルティングと教育・メンタリングを展開。代表取締役、会長を経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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