出版社内容情報
SQLと言えばプログラミング言語の一種として難しいイメージがあるが、実際には銀行やオンラインショッピング・サイトなど、生活に密着した身近な場面の裏側で頻繁に利用されている。必然、SQL、データベースの理解を求める需要はWebやIT化の広まりと共に水面下で高まっているはずだが、SQL総合解説書はほとんどない。そこで、機種やプラットフォーム依存などの情報を取り除いた、プレーンなSQLとデータベースの理解を促す本書を「基礎」シリーズの一環として出版する。SQLを使用する機会のある読者はもちろんだが、直接SQLを使ったコーディングをしない読者層にとっても、データベースを理解する最初の足がかりになる真の「基礎」解説書とする。本書を読み終えた読者が、初歩的なSQLを理解するとともに、データベースの動作概念を理解することを目的とする。具体的には、簡単なSQLの読み書きが行なえること。さらに、データベースを使ったシステムを目にした時に、内部で何が行なわれているかSQLを介して想像できること。また、問題があった時に、問題点がある可能性はどこなのかを推測できることなどである。
内容説明
本書は、「ＳＱＬを覚えたいけど、自分には難しい」、「データベースのプロになるつもりはないけれど、知っておきたい」と考えている人のために書かれています。実用面で最低限必要になるＳＱＬと、その知識に絞り込んで紹介するようにしています。ＳＱＬ自体も、さまざまなデータベースソフトウェアで使える一般的なものを厳選しています。
目次
１ データベースとＳＱＬ
２ テーブルの作成
３ データの挿入
４ データの問い合わせ
５ データの更新と削除
６ テーブルの操作
７ 高度な問い合わせ
８ さまざまな操作
付録（ＳＱＬキーワード一覧；練習問題の解答）
著者等紹介
篠原慶［シノハラケイ］
１９８６年、株式会社アナリティカル・インスツルメンツ入社。クライアント／サーバーによる社内システムや病院臨床検査システムの構築を担当する。１９８９年には、株式会社マイクロソフトウェアアソシエイツ（ボーランド株式会社の前身）で、Ｐａｒａｄｏｘ３．５Ｊの開発プロジェクトとビジネスアプリケーション・サポートを担当する。１９９１年には、株式会社ソフトクリエイトでシステム開発を行う。現在はプレーリードックテクノロジー株式会社を設立し、Ｗｅｂアプリケーション制作や各種データベース、ネットワークのシステム構築のかたわら、コンピュータ関連書籍の執筆・翻訳などを中心に幅広く活躍している
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