内容説明
今までのデータベースは、初心者にとって2つのハードルがありました。1つは、パソコンにあまり慣れていないため、データベースに情報が蓄えられず十分に活用できないこと、2つめは、データベースの操作自体が視覚的でないためよくわからない、ということだと思います。これらの問題を解決するソフトがAccess2000です。郵便番号からの住所入力など、初心者でも入力を簡単にできる機能が豊富に用意されています。また、今までではわかりにくかった情報の結び付きといったことが「目で見てわかる」ようになっています。しかし、ビジュアルな操作を文章で説明してもまったく理解できません。そこで、目で見てわかるソフトには、目で見てわかる解説書が必要です。それで本書があるわけです。本書では名簿という題材でAccessの基本的な操作のすべてを説明しています。データベースの利用とは、蓄えられた情報を使って、宛名ラベルや一覧表を作ったり、見やすいように必要なものだけ抜き出すといったことから、名簿という核になる情報に付随するさまざまな情報を結び付けるというふうに、少しずつ育て上げていくものです。本書では、この育て上げる手順に重点をおいて説明しています。
目次
第1章 Access2000の世界へようこそ
第2章 名簿を作る
第3章 名簿を利用する
第4章 もっと使いやすい名簿に仕上げる(テーブルとフォーム)
第5章 名簿で取引履歴を管理する(リレーションシップ)
第6章 名簿と取引履歴を利用する(クエリ)
第7章 請求書を作成する(レポート)