内容説明
「知っていたつもり」がひっくり返る。どうぶつたちの、“ほんとうの姿”をのぞいてみよう。
目次
1章 どうぶつえん編 見たままが、ほんとうとはかぎらない 姿かたちのひみつ(シロクマの毛は白ではなく透明;キリンのツノは2本ではなく3本 ほか)
2章 どうぶつえん編 そのしぐさには、ちゃんとわけがある 行動のひみつ(ゴリラは「グー」ではなく「パー」で胸を叩く;カンガルーのお母さんの袋から顔をだすのは赤ちゃんではなく“幼児” ほか)
3章 どうぶつえん編 じつはこんな性格だった 生き方のひみつ(チンパンジーは猛獣;ウサギは寂しくても死なない ほか)
4章 身近ないきもの編 名前や見た目にまどわされて 姿かたちのひみつ(コイのひげは2本ではなく4本;カタツムリの中身をだしてもナメクジにならない ほか)
5章 身近ないきもの編 すぐそばのふしぎに気づくとき 行動のひみつ(カメはのろくなく、けっこう速い;モグラは太陽を浴びても死なない ほか)
著者等紹介
佐々木洋[ササキヒロシ]
プロ・ナチュラリスト(プロフェッショナルの自然解説者)。東京都出身。国内外で、「ささき隊長」として40年以上毎日のように自然のすばらしさを伝え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
59
夏休みにこの本があれば、自由研究のテーマには困らないんじゃないかな。一つ一つが短くまとめられているので、その後の好奇心を駆り立ててくれるように感じます。狙いを決めた動物がいたら、動物園に通って、本当なのか、ほかにないのか、そんな気持ちにさせてくれます。2025/08/15
あじ
21
初っ端「シロクマの毛は白ではなく透明」だという“ないしょ話”。読了して間もない伊坂幸太郎さんの小説に出てきた。なぜ白に見えるかも解説してもらったばかり。私はこの先忘れない、紐付け完了。キリンのツノは…、パンダのしっぽは…、ラクダのこぶは…。一般常識のように聞かされてきた話は意外とまちがいだらけ。パパさん、ママさん、保育士さん…動物園へ引率する前に二読、三読して正しい知識の伝授を。多忙な毎日にやさしい構成です。2025/10/17
サクラ
6
これはもうちょっとした洗脳ですね!知ってたことが実は違ってたなんて(笑)2025/10/12
くるぽん
2
さくさく読めて面白くて、無意識の思い込みに気づかされた。知っているようで知らないんだなぁ。2025/10/11
伊緒
2
意外と知らない動物の話をまとめた本で、サクサク読みやすく、写真も可愛かった。 ちょうどこの本を読んだ後に、動物園に行く機会があった。タヌキの目の周りの黒は繋がっていない、キリンのツノは3つ、ラクダのコブは水ではなく脂、トンボは前進だけでなく後進する…など本に書かれたことを思い出し、なるほどこういうことか…と思いながら動物や虫を眺めた。(トンボは動物園の虫ではなく動物園の敷地内に飛んでいた)。 本を見た後に動物や虫見ると実感が伴い、面白さが増したような気がした。2025/08/31