内容説明
電線を綱渡りのようにして通るハクビシン、電柱を食べ進みながら這うカタツムリ、地中に広がるモグラのネットワーク、時には郵便受けやセーターの中にまで…ここにも、そこにも、無数に広がる生き物の道!
目次
1章 住宅街
2章 幼稚園の園庭
3章 ビル街
4章 寺社の境内
5章 河川敷
6章 公園の雑木林
7章 公園の水辺
8章 大きな道路
9章 大きな橋
10章 番外編
著者等紹介
佐々木洋[ササキヒロシ]
プロ・ナチュラリスト。東京都出身、在住。プロフェッショナルの自然解説者として「自然の大切さやおもしろさを、多くの人々と分かち合い、そのことを通じて自然を守っていきたい」という思いのもと、国内外で自然解説を続けている。30年以上にわたり、40万人以上の人々に、自然解説を行う。BBC(英国放送協会)動物番組アドバイザー。NHK大河ドラマ生物考証者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
57
雷鳥社という出版社は、とても個性的な作品を出版されていて、新刊が気になる出版社です。購入しては積読になってしまうことが多いのが悩ましいところです。この作品も出版時に購入していましたが、やっと読むことができました。大きく考えれば、地球の生態系のような内容です。子どもの頃は平気で掴むことができた生きものたちも、年をとってくると、触れるのはもちろん、見るのもゾッとするものもあります。作品は、イラストもよく、とてもユニークな内容でした。2025/02/11
yyrn
26
日常のちょっとした場所でみかける鳥や小動物、爬虫類や両生類、昆虫から得体のしれない(ちょっと触りたくない)小さな生き物?まで、なぜそこでその時刻に見かけるのかを含めてわかりやすく教えてくれる本。虫好きの子供がいる家庭に教えてあげたくなるw(様々な虫がたくさん出てくるが、姿そのものはイラストでも登場せず、もっぱら、こういうところで見つかりますよと場所を示すイラストどまりなので虫を正視できないお母さんでも子供に読んであげられると思うw)。住宅街、幼稚園の園庭、ビル街、神社の境内、河川敷、公園の雑木林や水辺、⇒2024/01/16
とみさわ昭仁
3
見えているようで見えていない、町なかのあちこちにある生き物たちの通り道。タイトルが秀逸。2024/08/01
chuji
3
久喜市立中央図書館の本。2023年10月初版。書き下ろし。中村さんの絵がイイね!カブトムシの雌とゲンゴロウは間違いないでしょう。2024/02/04
ももんが
2
生物は身の回りに居り、身近な場所を通り道としていて、著者はそれを生き物ハイウェイと呼んでいるとのこと。確かに散歩や通勤で、鳥たちが必ずといっても良いほど見られるエリアがありますし、家の前の道もトンボやヒヨドリが、道に沿って飛んでいくのをよく見かけますが、そんなイメージですね。お子さんたちの生き物の観察や自由研究の一助にもなりそうです。2024/07/03
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- 和書
- 存在しない時間の中で