内容説明
感情に寄り添う珈琲を、大切な人に振る舞う一杯を、思うままに淹れるために。だれかのレシピをなぞるだけではあまりに味気ない。ちょっとした抽出の理屈を知ることで、あなたらしく。珈琲の淹れ方、そして、嗜み方を提案する一冊。
目次
1章 珈琲を淹れる(道具;淹れ方)
2章 珈琲を知る(珈琲を選ぶ;精選;焙煎;ブレンド)
3章 珈琲閑談(美味しい珈琲を愉しむために大切なこと;コピ・ルアック;深煎り派の擁護;エチオピア紀行 原木の森を訪ねて;珈琲屋の嗜み)
4章 珈琲を愉しむ(様々な抽出;他の嗜好品とともに;バリエーション珈琲)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
69
先日読み終えた「ショートケーキを許す」にこの書のことが書かれていました。学生時代に、アルバイト代で購入したのが、コーヒーを淹れるための器具一式でした。40年以上も活躍してくれたミルも刃が摩耗したらしく一線を退きました。コーヒーを淹れることは、どなたもこだわりがあり、豆の保管も含めて、ずっと悩んでいましたが、この書を読んで、それらが晴れたような気がします。薄ぼんやりと思っていたことが解決したようです。2023/07/01
aloha0307
28
蕪木さんのおおきな珈琲☕愛にふれたくて再読🕰️ 酸味と苦味のバランスは大事ですね ドリップ抽出時間 湯の温度 粉の粒度 で調整するのだね。年を経るごとに酸味がある☕が好みです。2021/08/25
しゃお
27
珈琲が好きでおうちでも淹れてるという人に向いてそう。もちろん初心者もそうでない人も、珈琲を淹れる、楽しむ事について向き合うひとつの指南書的なものとして楽しめます。個人的には豆の量もお湯の温度もマニュアル的な本に書かれているもの通りではなく、適当(自分流)に淹れてる家で自分で淹れる珈琲の味が好き(笑)。なので共感する部分もありつつ、もうちょっとこうしてみようと思えたりと勉強になりました。装丁もシンプルで好きな感じなので手元に置いておき、たまにめくりたくなる本です。2020/02/24
aloha0307
25
珈琲はのみもので唯一、抽出というプロセスがありますね🕰️ 心地良い苦味&酸味と豊かな芳香ですよね🌸 飲む前に挽いて淹れるのが美味しさの基本だそうです。粉のままだと空気に触れる表面積↑してしまうね。憧れは、ネルドリップ 少しとろりとした舌触りになるそうですよ🌸2021/06/19
紫羊
15
装丁にも著者の美意識が感じられる。そういえば最近また、焙煎機を置いている珈琲店が増えてきた。若い店主が営む店が多い。散歩の途中に寄ってみようかな。2021/08/02