内容説明
ニッポンの文化、駄菓子の魅力。駄菓子の生産工場を取材、撮影し、駄菓子誕生の瞬間や裏話を紹介。
目次
プロローグ それでも駄菓子はなくならない
第1幕 駄菓子誕生の瞬間に迫る(ココアシガレット―オリオン株式会社;モロッコフルーツヨーグル―サンヨー製菓株式会社;森永ミルクキャラメル―森永製菓株式会社;都こんぶ―中野物産株式会社;しぐれ―細矢喜盛堂 ほか)
第2幕 私の愛した駄菓子
エッセイ 駄菓子と初恋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
82
懐かしい駄菓子が紹介されている。製造工程の一部、会社名とともにカラフルな写真がいいね。駄菓子とともに育ったのでどれも食べたことのあるものばかり。ココアシガレット、グッピーラムネ、フーセンガムにきなこ棒etc 駄菓子屋は薄暗くて狭くてだいたいがおばあちゃんがいた。そこは子供の社交場であり情報交換の場であった。物を買うという社会勉強だったのだね。今はもっとおいしいお菓子がいっぱいあると思う。しかしまだ売れているということは美味しさだけが子供の心を掴むものではないんだな。図書館本2020/04/05
かりさ
65
こ、これは!なんて楽しい本でしょうか。お馴染みの駄菓子を紹介する、その工場を巡り紹介するフルカラーの本。あれもこれも懐かしい、いや今でも食べるよ!てな駄菓子たちの数々、楽しく読みました。こうして改めて駄菓子のデザインを見るとポップで可愛いものばかりでこの色合いに元気やパワーをもらえるのだと感じます。もちろん子供の目にパッと映る工夫なのかもしれませんが、大人にもその効果は抜群。いや~駄菓子屋さんにGOですな。そして写真がレトロで可愛い。写真の学校の在校生や卒業生の写真家集団、東京写真学園によるものだそう。2018/06/27
fwhd8325
49
この年になっても、駄菓子と聞くと、子供心に還れるからなのかワクワクします。写真が豊富なので、楽しい一冊なんですが、紹介文が物足りません。案外国産の材料で良心的な製法の商品が多いので安心しました。久しぶりに、あんずボーを食べたくなりました。今は中国産のあんずらしいけど、こどもの頃は、国産だったのかな。2018/06/02
山田太郎
45
ほとんど知っているのは、駄菓子の販売網のすごさでしょうかというか、あのガムがなかったな、まんなかから割れるやつ。最後のねえちゃんと駄菓子の写真はたしかに意味わかんないな、なんだろうな、そんなかわいい子いるわけでもなかったし。2018/06/26
アーちゃん
43
図書館本。2018年4月発行。表紙につられての衝動借り。都こんぶや森永ミルクキャラメルなど定番の駄菓子から、最近のものまで豊富に掲載されています。特に第一幕「駄菓子誕生の瞬間に迫る」は工場内部の写真もあり、非常に興味深く読めました。こちらがほとんどのページを占めるのも納得。逆に第二幕「私の愛した駄菓子」はコンセプトとして分からないでもないけれど、駄菓子なのだから若い女性モデルのポーズ写真より、美味しそうに駄菓子を頬張る子供たちか商品のみの写真の方が良かったと思います。写真家集団が著者という珍しい一冊。2019/03/11