内容説明
幻の動物と言われているユキヒョウからイエネコまで。大型ネコ科を網羅。
目次
トラの章
ユキヒョウの章
チーターの章
ライオンの章
ヒョウの章
ジャガーの章
ウンピョウの章
まとめの章
著者等紹介
秋山知伸[アキヤマトモノブ]
有限会社レイヴン所属。1973年生まれ。浜松湖東高校卒業。1994年~1995年ロータリー国際親善奨学生としてニューメキシコ州立大学に留学。1996年、国際基督教大学教養学部理学科を卒業し、2001年に京都大学院博士課程単位取得退学。生態学を学ぶ。卒業後は各種の野生生物調査に携わる。2012年から2年間、ウガンダのアヤゴ水力事業の環境影響評書作成のためJICAの専門家として派遣される。その他に、野生動物写真家、ASAHI WEEKLYのフォトジャーナリスト、国内外の自然を案内するツアーガイドも行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
90
教科書というよりは、著者が野生動物を追いかけた記録。特にユキヒョウへの思い入れと出会うまでの苦労に重点を置かれている。トラがすごい勢いで数を減らしていることや、ライオンが群れによって違う文化を持っていることなど知らないことも多くて興味深い。ルビはないけど子ども向きの印象。2018/01/25
宇宙猫
26
挫折。「カラスの教科書」をイメージしたが、ネコ科探しの紀行記だった。それも日記レベルというか、著者の大興奮にかえって興ざめしてしまう。でもイラストは好き。特に、ユキヒョウのしっぽマフラーがお気に入り。2017/12/04
トムトム
16
「カラスの教科書」の人気に便乗して・・・とご本人がおっしゃっているのでよし!野生のでっかいネコを探して旅する作者さん。待っても出てこなかったり出てきたり。フィールドワーク、楽しそう♪ネコ科は美しい!2019/09/20
ykshzk(虎猫図案房)
15
教科書というか、紀行文と、Q&Aで素朴な疑問を解明する構成。改めて、皆さんネコ科でくくられていると思うとなんだか可愛い。個人的には大好きなユキヒョウの情報を得たくて購入した。昔々サファリパークでそのふさふさの尻尾を見て以来すっかりファンに。ユキヒョウにかなりページが割いてあるが、やはり観察が本当に難しいため、写真は少ない。ユキヒョウファンとしては、ナショジオとユキヒョウトラストのwebにその足りなさを埋めに行く感じだ。ふと、私が一人行き倒れたらこいつは私を食べるのだろうかと、うちの猫を見て思ってしまった。2018/03/16
GASHOW
11
ねこはかわいいが、ねこの凶暴性については人間はあまり認識していない。ねこは、農作をはじめたときのネズミ退治のための共同生活をはじめた関係で、いぬと違って飼われるようなものでない。DNAの変化もいぬとくらべてあまりないそうだ。ねこが怖くないのは、人よりも小さいサイズであるからで、体の大きさが比率が変われば関係がかわる。大型肉食獣は、人類を捕食してきた。過去形でなく、地域によってはまだ人は襲われる。彼らがじゃれて遊んだだけでも人はひとは殺されしまう。ずいぶん怖いが、ずいぶんかわいい。2017/11/01
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