内容説明
「ラノベ、読みますか?読みますよね!?だったらぜひ、今度の日曜日に来て下さい!」黒髪ロングの美少女に誘われて、ライトノベル研究会に足踏み入れた「炎上王子」こと柏木光輝。美人指導教員のもと、なんとラノベを論じるはめに…?!本気でライトノベルを研究する、前代未聞の長編青春小説。
著者等紹介
大橋崇行[オオハシタカユキ]
作家、ライター、岐阜工業高等専門学校助教。総合研究大学院大学修了、博士(文学)。国文学研究資料館博士研究員などを経て、2013年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宇宙猫
20
挫折。ラノベをきちんと研究してるっぽいんだけど、文章がうざい。そもそもラノベの紹介本かと思ったので、挫折。2016/03/09
ちかもり@再出発
4
ふふふ。好きですよ、こういうの。ラノベ研究を一冊の小説にするというぶっ飛んだ発想に惚れます。『文学部唯野教授』みたいな講義形式ではなく研究会の内容を持ってくるというのが、この分野の研究の未開拓さの象徴なんでしょうね。内容的にも広範なテーマに触れていて楽しめました。ライトノベルの歴史に関しては「めった斬り!」以降流布していた大森説を明確に否定していて非常に説得的でした。定義の話は荒れるので、新しい切り口を見つけるしかないねっていう提案はこの分野の研究の難しさの一つなんでしょう。今後の展開に期待です。2014/09/26
みどるん
4
本当にラノベで卒論てあるの?ラノベを紹介しているラノベは珍しい。disられているラノベがあるかとおもえば作者が著者でまさかの自虐ネタ。かなりディープな内容だったのでラノベやアニメに精通している人向け。最後の68歳大学教授のダメだし、憤怒には言葉を失う。2013/07/14
Ency [L-N]
4
「ライトノベル」に関するアレコレを日々語り合う「ラノベ研究会」の様子を描く日常系学園ラブコメでした。さながら「マンガについて研究する人達を描いたマンガ」の如く、自己言及するラノベがあってもいいんじゃない? という所ねー。ラノベを良く読む様になって四、五年の「あなたがラノベだと思う物が(ry」派な私ですが、「ラノベの源流」や「キャラクター論」等は面白い題材だと思う訳で、今巻で触れられてる話は興味深かった。もっと突っ込んだ内容でも良かったのにと思うけれど、物語に落とし込むとこの辺りが無難なんだろうなー、とも。2013/05/06
スヤスヤzzz
3
名作は存在するがラノベはラノベ。馬鹿にされのるは嫌だけど称賛されるようなジャンルではないと思うんだよな~。研究対象としての価値はあるのかな...?大好きだけど...2015/01/10