内容説明
はじまりは一枚のポラロイド写真だった。枡野浩一、１３年ぶりの短歌集。
著者等紹介
枡野浩一［マスノコウイチ］
１９６８年、東京生まれ。１９９７年に短歌絵本『てのりくじら』（実業之日本社）他で歌人デビュー。短歌のみならず、詩、歌詞、小説、コラムなど幅広く執筆。松尾スズキ監督『恋の門』などに出演したのち、五反田団の舞台『生きてるものか』（東京芸術劇場）にオーディションを経て出演。テレビ出演でも知られる
杉田協士［スギタキョウシ］
１９７７年、東京生まれ。立教大学在学中より篠崎誠監督に師事。映画美学校初等科修了後、商業映画の世界へ。黒沢清氏、篠崎誠氏、青山真治氏、熊切和嘉氏など、多数の監督の現場で助監督を務める。塩田明彦監督『カナリア』ではメイキングディレクターを担当。第７回ＴＡＭＡ ＮＥＷ ＷＡＶＥ正式出品作『河の恋人』（監督・脚本）が池袋シネマ・ロサ支配人の目にとまり、同劇場での公開が決まる。ロサ映画社製作による長編デビュー作『ひとつの歌』が、第２４回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」正式出品作となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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nonたん
27
いろいろ読んできてはいるけれど、現代短歌人のなかで、57577にコダワッている感じがする。で？好きだなぁ～この人の歌。以前読んだ中に「散文としても丹精で、五七五七七のリズムも美しい。欲張りな短歌を目指したい」って言葉に引っかかっていたけど、やっぱりそうだなと思う。リズムが美しい。自由律に見えても57577であるような歌が良いな。2014/06/09
紫羊
25
仕事でスマホを使うようになって目の調子が悪くなった。ベッドで横になって読む本が、以前は何でもＯＫだったのに、大きめの活字の本になり、さらに大きな活字の本になり、今ではフォトエッセイなどの相当に大きな活字の本に限られるようになってしまった。でも、おかげで今まで知らなかった作品と出会えるきっかけになっていて、それはそれで悪くない。この歌集もそんな一冊になった。お気に入りは、「色恋の成就しなさにくらべれば 仕事は終わる やりさえすれば」2015/07/03
さくらこ
14
読みながらぽろぽろ泣いてしまった。まっすぐに私の心を通り抜けていく歌。「色恋の成就しなさにくらべれば 仕事は終わる やりさえすれば」明日からも仕事がんばろうと思います。「だれかからメールがたまに来るような よい一年でありますように」久しぶりに予備校・大学時代の友人Sちゃんからメールが来ました。今日で25歳になりました。よい一年でありますように。2013/06/02
ひやしなむる
10
なんと枡野さん13年ぶりの歌集、らしい。私は『ショートソング』がきっかけで穂村弘、佐藤真由美、東直子などなどいろんな人の短歌を読み始め、さらに『てのりくじら』『どれみふぁんくしょんドロップ』『石川くん』『かんたん短歌の作り方』『ぼくは運動おんち』などなど、枡野さんの他の著作も読みふけってきた。で、今回この歌集を読んで思ったことは、私の原点はここだな、と。やっぱ枡野さんすげえな、枡野さんの短歌大好きだな、と。そんなことを思いましたとさ。2012/03/18
みみみ
9
ひとめぼれして購入。ずっと枕元に置いています「さようなら さよなら さらば そうならば そうしなければ ならないならば」2013/03/21
