内容説明
「一緒に、お寺をつくらない?」それは突然のプロポーズからはじまった!お寺って新しくつくれるの?手続きは?檀家さん集めは?資金は?場所は?建物は?日本一の寺嫁を目指す著者が語るはじめてのお寺づくり。
目次
第1章 お寺をつくりたいあなたへ
第2章 一緒に、お寺をつくらない?
第3章 どうやって食べていくの?
第4章 今日からここがみんなの寺
第5章 寄付金・年会費ゼロのお寺に
第6章 そうだ、インドに行こう!
第7章 え?みんなの寺がもうひとつ!?
第8章 お寺の奥さんになんか、なりたかったんじゃない
第9章 再び、お寺をつくりたいあなたへ
著者等紹介
天野和公[アマノワコウ]
「みんなの寺」坊守。1978年、青森県十和田市生まれ。東北大学文学部(宗教学)卒。2002年10月、夫・天野雅亮と仙台市泉区に「みんなの寺」を開山。以来、4コマ漫画ブログでお寺暮らしの様子を発信中。4歳女児、1歳双子男児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりぴよ
9
再読。夫婦ともに一般家庭出身ながら一から作った「みんなの寺」。著者は住職の奥さま(坊守)。お金の話などかなり具体的で本当にお寺を作りたい人が読んでもよし、会って間もない僧侶から「一緒にお寺を作ろう」とプロポーズされて飛び込んだ一人の女性の生き方を読むもよし、たくさんの方が興味深く読めると思います。先日実際お会いしてご夫妻の魅力に触れる事ができました。この本出版後さらにお寺は発展、一昨年移転し広いお寺を新築されました。2016/01/15
浦井
8
川名紀美『アルビノを生きる』を読んで、天野夫婦の「みんなの寺」の取り組みに興味を持ったので。「何になりたいかではなく、何をしたいかで職業を選べ」とよく聞くが、お二人はまさに自分がしたいことを考えた結果として、新しい寺を作る決意をしてすぐに行動に移している。著者(奥様)が、寺がある程度軌道に乗り子どもも生まれてから、忙しくても暇でもいらいらしてしまう原因に気付いたエピソードが印象的。自分のやりたいことに向き合うことが大切。2016/07/22
ゆき
4
「みんなの寺」を創った夫婦の体験談。漠然と知っていた話が多かったが、実際に新たに寺を創り宗教法人格取得など体験談を読むのは面白かった。お寺をつくりたいという人が最低限知っておきたい概略と、何事も安易には出来ないということを知ることができる。2015/06/06
Risa Shimowada
3
面白くて一気に読んだ。知らなかったお寺の内側の話であると同時にビジネスを立ち上げたビジネス本でもあり、最後は唐突に女性の生き方的な話になったが、面白かった。寺とはいえ、HP、メディアやチラシの活用とかビジネス的な動きと、それ以上に人が集まるのは2人の姿勢・対応が良いんだろうなあと。ビジネス面と感情面と両輪でうまくやってるのが改めてなるほど感。年商2000万で多分その後も伸びてそうな、起業成功本。2017/05/31
tegege
3
一見美談だが、要するに新興宗教で生活する教祖夫婦の物語。うすら寒くなった。何故既存宗教でなく、新規に寺を作る必要があるのか。しがらみ面でも教義面でも、既存宗教で折り合えなかった、ということだよね。葬式仏教の側面につけ込んで稼いでるようにしか思えない。料金などのきれいごとを言っても、布教する必然性がどこにあるのか。生活のため?・・・それは、教祖夫婦の生活でしょう。信者には何も関係ない。2012/08/08