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内容説明
「ドラマはわれわれの日常の中にある」―テレビドラマ黎明期に力強く刻まれた、谷川俊太郎による数々の人間劇。書き下ろし巻頭文「確かな幻」、録り下ろしインタビュー「テレビドラマをつくっていた頃」を収録。
目次
テレビドラマ・シナリオ集―1959(昭和34)年~1974(昭和49)年(部屋―詩劇のためのスケッチ;顔又はドンファンの死;死ぬ;電話;あなたは誰でしょう;愛情の問題;終電まで―或るラヴシーン;ムッ栗を吹く女;りんご;祭;パーティ;じゃあね)
テレビをめぐるエッセイ・詩(新しいイメージを;メニューにない料理;創作ノート;秋の陽の…;詩)
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生れ。詩人。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来2500を超える詩を創作、海外でも評価が高まる。多数の詩集、散文、絵本、童話、翻訳があり、脚本、作詞、写真、ビデオも手がける。1983年『日々の地図』で読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2010年『トロムソコラージュ』で鮎川信夫賞など
瀬崎圭二[セザキケイジ]
1974年、広島県生まれ。同志社大学文学部教授。日本近現代文学・文化専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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こうすけ
20
谷川俊太郎がテレビ創成期に書いたドラマ脚本集というマニアックな本。意外と普通に面白くてびっくり。詩人だから当然なのだろうけど、セリフがいい。しかし、よくぞこんなニッチな本を出版したものだ。ありがたい。テレビ創成期の文豪によるテレビシナリオ集としてシリーズ化してほしい。次は安部公房で、ぜひ。2021/04/05
ばんぶー
0
まさかテレビドラマの脚本まで書いていらっしゃったとは思いませんでした。私が生まれる前の時代に放映された作品ですが、実際の動画像を見てみたいです。今テレビで放映されているものよりも、抽象的な表現が多いように思いました。中には、「ムックリを吹く女」みたいに、そのテーマは現代に放映されても全然古くなってないんじゃないかと思うものもあります。すごいと思いました。2023/01/07