目次
めぐる季節1(猫(ギヨーム・アポリネール)
冬―北風はなげいて(ジャン・モレアス) ほか)
愛ゆえに(ミラボー橋(ギヨーム・アポリネール)
ミニヨン(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ) ほか)
めぐる季節2(秋のはじめ(カール・ブッセ)
秋の夜をひとり(白居易) ほか)
移りゆく景色(ソネット73(ウィリアム・シェイクスピア)
君が眼青し…(グスタボ・アドルフォ・ベッケル) ほか)
著者等紹介
青木健[アオキケン]
1944年、京城生まれ。詩人・小説家・評論家。名古屋大学法学部卒。愛知淑徳大学非常勤講師(教授格)、中原中也の会理事。主著に、小説『星からの風』(表題作は1984年度・新潮新人賞受賞作『朝の波』、鳥影社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokekko
4
めちゃめちゃいい詩集だった。アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、もちろん中国の詩も(少ないながら)含まれている選集で、「これを出すわけね!」と納得するような名作から、初めて目にするようなものまでパラパラと収録されている。はじめて触れる詩集がこれというのは、かなりイイのではないだろうか。私が初めて触れた海外の詩集は堀口大学の訳詩集だったが、彼のような翻訳者の名前もきちんと詩に併記されているところに安心感がある。でもタイトルにやや難あり。「大人になるまで」って何だ。2022/01/19