目次
巻頭文 しれっと、すまし顔で(長嶋有)
「私」について
君の目と僕の目と
どうして戦争があるの?
いつも心にユーモアを
素晴らしきこの世界
エッセイ この本を手にとってくれたあなたへ(なかはられいこ)
著者等紹介
なかはられいこ[ナカハラレイコ]
1955年、岐阜県生まれ。第3回Z賞風炎賞受賞。第1回現代川柳大賞受賞。2004年歌人らと、「ねじまき句会」を立ち上げる。朝日新聞「東海柳壇」選者、朝日カルチャー「やさしい川柳」「はじめての川柳」講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumiha
19
『大人になるまでに読みたい15歳の短歌・俳句・川柳』の全3巻を読み通して、私を惹きつける句や歌ちゅうのんは、おお~っそうだったのか、そんなとこ見つけるんか、という発見の要素がかなりある、と気づかされた。「ガス室の仕事の合ひ間公園のスワンを見せに行つたであらう(小池光)は、子ども思いのパパが、一方で仕事としてガス室のスイッチを入れる、という衝撃。「頑強なる抵抗をせし敵陣に泥にまみれしリーダーがありぬ」(渡辺直己)も、英語の教科書を残した若き兵士を敵と見なければならなかった心の揺らぎが伝わる。2016/04/25