内容説明
「お母さんは病気のせいでようすがちがうんだよ、ホロのせいじゃないんだよ」身近な人が統合失調症になったとき…子どもにどのように伝えたらよいか―このことを取りあげた初めての絵本です。
目次
おはなし
ホロの気持ちにもっと近づくために
統合失調症について知るために
相談先
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばいきんまん
19
'14.6-27(116)スカイに続き、今回はホロちゃんのおはなし。統合失調症は大人だって理解するのが難しいのに、子どもだと尚さらだよね。でも子どもだって、わからなくても心配なんだ。わからないからこそ悪いほうに考えてしまって不安なんだ。前半は絵本、後半は説明する際の留意点や病気の経過、工夫など大人のための読み物。この本もぜひ病院の待合室などに置いて欲しいと思います。それにしても細尾さんの絵、かわいいな。ホロちゃん以外何も描かなくても、色遣いで気持ちが伝わってくる!細尾さんは看護師さんなんですね。2014/06/26
雨巫女。
16
《私ー図書館》母親が、病気になると、子供は不安になるし、自分のことを責めてしまうのよね。2014/01/13
@com
10
一人ぼっちに感じるホロ。お父さんと話をして心が軽くなるホロ。お母さん、早く良くなるといいね。2016/04/01
ほのぼの
10
今まで患者の子どもに寄り添った絵本ってなかったなあ。目に見えて怪我をしているとか内科的な病気なら子どもも理解しやすいんだろうけど。患者のお子さんが手にとって、家族仲良くお母さんを支援できればと思います。2013/11/20
れい
9
図書館で。何かの紹介でこの本の存在を知りました。偶然、新刊のコーナーで見つけて読んでみました。これは、子供向けに書かれたものかと思いきや、本当は患者の子供をケアする人のために書かれた本かもしれません。あなたのせいではないんだよって子供の心にどうすれば伝わるか…親の変わり果てた状況にどう解釈を促すか…。2014/08/22