目次
生命のかたち(名づけられた葉(新川和江)
蔓(山村暮鳥) ほか)
こえてゆく(君死にたまふことなかれ(与謝野晶子)
大東京を弔ふ・銀座哀唱(西條八十) ほか)
日々の風景(風の話(立原道造)
四月の雨(小池昌代) ほか)
伝えたいこと(木(高良留美子)
みち(三井ふたばこ) ほか)
翔べ!(未来(谷川俊太郎)
ハイ・ジャンプ(新川和江) ほか)
エッセイ 生きる意味はきみの見あげる空の雲の切れ間にある(和合亮一)
著者等紹介
和合亮一[ワゴウリョウイチ]
1968(昭和43)年、福島市生まれ。現代詩人として活躍しつつ、国語教師として高校の教壇に立つ。1998(平成10)年、第1詩集『After』で第4回中原中也賞受賞。2006(平成18)年、第4詩集『地球頭脳詩篇』で第47回晩翠賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あきあかね
20
生、生きることをテーマにした詩のアンソロジー。 「木もれ陽がまぶしいということ」「ふっと或るメロディを思い出すということ」といった言葉が連なる後に、「人は愛するということ あなたの手のぬくみ いのちということ」と結ばれる谷川俊太郎の『生きる』。同じように、「太い枝を空いっぱいにひろげる 晩秋の古寺の、大銀杏はうつくしいと。」「冬がくるまえの、曇の日の、 南天の、小さな朱い実はうつくしいと。」と続く物尽しが心地よく、最後は「何ひとつ永遠なんてなく、いつか すべて塵にかえるのだから、世界はうつくしいと。」⇒2023/04/14
喪中の雨巫女。
12
《私-図書館》戦争や、震災中に感じた生きるという思いを詩にこめた作品を集めた本。2023/06/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
谷川俊太郎さんの詩の本、と思ったらテーマ(この本は あそぶ )に添っていろんな方の詩を集めた本。『4 あそぶ』を気に入ったので、こちらも。【 生と生活 谷川俊太郎】 【生命のかたち】・名づけられた葉 新川和江/蔓 山村暮鳥/太陽 西脇順三郎/私と小鳥と鈴と 金子みすゞ/イナゴ まど・みちお/写真 高橋順子/秋の夜の会話 草野心平/ぼくはいう 黒田喜夫/空の色さへ陽気です時は楽しい五月です ポール・フォール/蠟燭 高野喜久雄/生きる 谷川俊太郎/虫 八木重吉/風景 山村暮鳥 →2020/09/13
みやこ
1
戦争や災害によって理不尽に奪われた尊い命のきらめきを、なまなましいほどに描ききった詩。風や木漏れ日や星空に生きていることを感じさせてくれる詩。 時代や国境を超え集められた生命あふれる詩集。 脚注に詩人のプロフィールが紹介されているのがよかった。 たしかに若い時に読みたかった。 【いわた書店一万円選書】2024/08/30
くふくふ
1
著名人の詩に懐かしく感じ、戦争や震災のものには痛ましい。。 おじいちゃん、僕を見つけてくれてありがとう。。。なんて涙が出ました。2014/03/10
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- 和書
- 超絶技巧の西洋美術史