出版社内容情報
絵本(幼小)
つましい暮らしの中で愛情豊かに生きる家族を,あたたかな色彩と素朴な語り口で描いた絵本。ロングセラー「かあさんのいす」の続編。
内容説明
もうすぐ、わたしのたんじょう日です。こんどは、びんの中にたまったお金で、わたしのほしいものを買ってくれることになりました。わたしはかあさんと、まちへ買いものにでかけます。『かあさんのいす』の続編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
19
【図書館】「かあさんのいす」の続編。もうすぐわたしの誕生日。瓶の中にたまったお金で、今度はわたしのほしいものを買ってくれることに。早速かあさんとローザは街に出掛けますが…。あれがほしい、これがほしいと思っても、いざ買う段階になると、本当にほしいのか判らなくなる…自分も経験あります。後悔することも多いのですが(苦笑)、ローザは納得のいくほしいものを見つけられるかなってドキドキしながら読みました。2014/09/18
魚京童!
15
わからないよね。ほしいもの。今ないんだよね。堕落した日々。繰り返しの日常。ささいな幸せ。記念日となる何か。もうそうじゃないんだなって。毎日が少し幸せ。それでいいのだと思う。美味しい炭酸水を見つけた。それがうれしい。お酒を飲まずに過ごせた昨日。それが素敵。そんなことを繰り返した先に安楽椅子に座って、暖炉のそばで、猫と犬に囲まれてセーターを編むのだろう。そして役職は羊飼いなのだ。そしてネットに繋がれた今を嘆くのだろう。きっとそれがほんとにほしいものなのだと信じていた昨日を嗤いながら、静かに息を引き取るのだろう2020/03/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
『かあさんのいす』の続編。また大きなびんにお金を貯め始めた家族。少女の誕生日に少女の欲しいものを買うためです。迷いに迷って少女がほんとにほんとにほしいものは…。2021/09/17
ume 改め saryo
14
揺れる女心(笑)(^^) そうではなく、お金の大切さが分かっているのですね。 1作目と繋がっているので、初めて読むのに、知っている感じがいいですね。 イラストも本当に丁寧に描かれていて、佐野洋子さんの訳も” 心境 ”が伝わる素敵な表現で、多才ぶりに驚かされます(^^) 2013/12/08
ochatomo
11
アメリカの絵本で「かあさんのいす」続編 原題“Something special for me” 元本1983年 1998刊2020/09/30
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- 和書
- 片耳の大シカ 偕成社文庫