内容説明
「キミのせいじゃないんだよ」。身近な人がうつ病になったとき…子どもにどのように伝えたらよいか―このことを取りあげた初めての絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばいきんまん
17
'14.6-21(110)うつ病の親を持つ子どもが、どんな不安な気持ちを抱いているかを絵本にしたもの。前半は子どもだけでも大人とでも読める絵本で、後半は大人が子どもに打ち明けるタイミングや留意点などを示した読み物になっている。大人にも子どもにも良い本だと思う。病院の待合室など、ぜひ置いて欲しいと思う。スカイくん、自分を責めてつらかったね。お父さんが気付いてくれてよかったね。お母さん、きっと少しずつよくなるよ。2014/06/20
カッパ
10
こどもの時、お母さんが病気なんてわからない。だから怒っていたりかまってくれないと悲しくなる。お母さんを攻撃できないからボクのせいかもってなるのかもしれない。この本も助けにしながらどうやって伝えたらいいのか。どんな援助をしたらよいのか。考えが深められそうです。2020/11/29
@com
8
大変だけど、伝えることで救われたスカイ。ピュウと仲良くなれてよかったね。2016/04/01
もっちゃか
6
親の精神疾患について子どもに説明するための画期的な絵本。後半は解説になっていて、家族や支援者が絵本を活用しやすいようになっています。医療・教育・福祉の各現場など、精神疾患の患者さんや子どもに関わる多くの人に知ってもらいたい本です。2013/03/15
逢日
5
うつの親を持つ子が、きっと感じている事を優しい絵と文で教えてくれる。うつに限らず、親の精神疾患や身体の障がい、夫婦の不仲の例でも、少なからず子供は小さな胸を痛めているはず。そんな時役に立つ絵本。本を読む事で一時でも、悩める子の心が軽くなりますように。そして、そんな子どもの痛みに、周りの大人が、誰か1人でも気づいてくれますように。2021/01/14