内容説明
「キミのせいじゃないんだよ」。身近な人がうつ病になったとき…子どもにどのように伝えたらよいか―このことを取りあげた初めての絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
22
プルスアルハさんのことを知り、このシリーズの1〜4まで読む。絵本。小学生向けに子どもの気持ちを描く。1はお母さんがうつ病、2はお母さんが統合失調症前編、3はお母さんが統合失調症後編、4はお父さんがアルコール依存症。ありそうてなかった絵本。子供たちはみな「自分のせいで親がおかしくなった」と思っている。最後にもう片方の親から「お母さん/お父さんは病気なんだ。あなたのせいじゃないよ。寝ているときはそっとしておいてあげようね」とアドバイス。統合失調症のときは、ヘルパーのお姉さんという第三者が出てきます。2022/08/11
ばいきんまん
17
'14.6-21(110)うつ病の親を持つ子どもが、どんな不安な気持ちを抱いているかを絵本にしたもの。前半は子どもだけでも大人とでも読める絵本で、後半は大人が子どもに打ち明けるタイミングや留意点などを示した読み物になっている。大人にも子どもにも良い本だと思う。病院の待合室など、ぜひ置いて欲しいと思う。スカイくん、自分を責めてつらかったね。お父さんが気付いてくれてよかったね。お母さん、きっと少しずつよくなるよ。2014/06/20
カッパ
11
こどもの時、お母さんが病気なんてわからない。だから怒っていたりかまってくれないと悲しくなる。お母さんを攻撃できないからボクのせいかもってなるのかもしれない。この本も助けにしながらどうやって伝えたらいいのか。どんな援助をしたらよいのか。考えが深められそうです。2020/11/29
@com
9
大変だけど、伝えることで救われたスカイ。ピュウと仲良くなれてよかったね。2016/04/01
もっちゃか
6
親の精神疾患について子どもに説明するための画期的な絵本。後半は解説になっていて、家族や支援者が絵本を活用しやすいようになっています。医療・教育・福祉の各現場など、精神疾患の患者さんや子どもに関わる多くの人に知ってもらいたい本です。2013/03/15