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内容説明
十万都市・名古屋と江戸文人たち―江戸時代出版文化の一翼。
目次
第1章 芭蕉の連衆から(『冬の日』からの出発;『笈の小文』の旅;『更科紀行』と愛弟子・杜國の死;終焉まで)
第2章 尾洲本屋・永楽屋東四郎(本居宣長『古事記伝』;滝沢馬琴と貸本屋大惣;北斎漫画;『東海道中膝栗毛』)
著者等紹介
青木健[アオキケン]
1944年京城生まれ。詩人・小説家・評論家。名古屋大学法学部卒。1984年「星からの風」で新潮新人賞受賞。愛知淑徳大学非常勤講師、中原中也の会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか丸
0
△馬琴に関しては新見ナシ。書翰の日付や引用にも間違いがあるし……。2011/12/20
紅独歩
0
江戸の文人たちと尾張(名古屋)との関わりを紐解く。全体の半分を占める芭蕉については、じっくりと読む事が出来るが、本居宣長は交流した人物も多く少々せわしない。また、京都・大坂・江戸に遅れること七十年の尾張の「本屋」と馬琴・北斎・一九はもう少し掘り下げて欲しかった。しかし、江戸の著名人のイメージが強い人々が、意外な場所に縁があるという事実は面白かった。テレビ塔の真下で芭蕉が寝起きしていた事があろうとは……。2011/09/26