内容説明
雨どいを滑り降りている時が一番幸せというバーティーはまたもや雨どいを滑り降りることに!?傑作短編2編も収録した、シリーズ第10弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
19
図書館本。もう英国の水戸黄門と言うべきか、毎度毎度婚約騒動からの一件落着。上流のお嬢様は紳士的な男性を振り回し、彼らの名誉を貶めることは気にしないようだ。バーティーは女難の相がある。毎回気になるのはダリア叔母さんの上流らしからぬ言葉遣い。脳たりん、イカれポンチ、抜け作等かなり口が悪い、英語ではなんと言ってるのかな。バーティーの元婚約者たちは叔母さん風にいうならクソ女だよね。少しは慇懃無礼(褒めてない)なジーヴスを見習えばいい。「ポーチドエッグと腹話術の人形を足して二で割ったみたいに見える」はひどすぎっ😱2022/02/18
寧々子
12
ジーヴスの年に1度の休暇中、バーティーはそれぞれの思惑が入り乱れる叔母の田舎の邸宅で、またしても他人の恋愛、婚約騒動に巻き込まれて、窮地に陥ります。 何かトラブルが起こるとしわ寄せはすべてバーティーに行くようになってるんですよねぇ~ ボビー嬢とウシ型クリーマーは、バーティーにとってトラブルの元だね! ジーヴスに助けを請うても、結局は痛い目に遭ういつもの展開だけど、面白かった♪ 短編2編のうち、1編はバーティーもジーヴスも登場しないけど、ボビー嬢の策略が楽しかった♪2017/05/19
H2A
11
表題作は今までよりもボリューム少な目であっさりしているが、老齢にして健筆ぶりは変わらず。やはり楽しい。『-ギトギト男』と『ポッター氏-』という関連する短編も併収。後者は初めての3人称で、ボビー・ウィッカムが主役。これはジーヴスものと大分趣が異なる。ウィッカム嬢のとんでるキャラクターがかなりいけている。ウッドハウスはジーヴスものだけではないらしい。慰みものというだけではもったない内容。2014/08/02
J・P・フリーマン
10
恋人たちが織り成す混沌と訴訟にジーヴスが鮮やかにケリをつけてくれる。バーディが艱難辛苦する様子も面白いし、短編2つの出来栄えもいい。2020/01/16
星落秋風五丈原
8
ジーヴス、いざ鎌倉! 雨どいを滑り降りている時が一番幸せというバーティーは、またもや雨どいを滑り降りることに!? 表題作に、「ジーヴスとギトギト男」など短編2編を併録した、シリーズ第10弾2009/09/19
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