出版社内容情報
●第28巻●旧王子系四製紙会社社史(四社史合冊)
小倉製紙工場沿革概要(大正13年・株式会社小倉製紙所刊)/ 浅野家の有恒社と株式会社有恒社(大正13年・関彪編・株式会社有恒社刊)/ 東洋製紙株式会社沿革史(大正14年・東洋製紙株式会社刊)/ 中之島製産業発展のダイナミズムの解明に、また企業社会の抱える諸問題の究明に現代を切る不可欠の資料群。
戦前から刊行されている様々な分野の企業史の中から「古典」的名著といわれる社史を、精選して収録する好評のシリーズ。多くは著者名もなく、書店でみかけることもほとんどないが、高い実証性と資料的価値を備えた、一級の産業・文化資料であり、また、企業活動の軌跡から、資本社会の変遷を体系的にとらえる好資料である。紙の沿革(昭和3年・中野敏雄編著刊)
現在の王子製紙の母体である、戦前の旧王子製紙に相次いで合併・吸収された明治期創業の製紙四社の貴重な社史。明治以降の日本の洋紙製造業の発展の歴史を伝える。戦後作られた『王子製紙社史』(全五巻)の原資料でもある。
●本書の特色●
◆以下の特色を持つ社史を集成する。
・丹念に収集した文献や経営史料による高い資料的価値をもつ。
・経営諸史料の公開が実現されてその適切な利用がなされた高い実証性をもつ。
・企業・経営活動の歴史が、正確かつ体系的・客観的に記述されている。
・単なる社史に止まらず近代から近世にかけての第一級の産業史、文化史となり、その分野の学問的水準を著しく引き上げている。
◆東証一部上場企業を中心に、日本の著名企業の社史を網羅したマイクロ版『日本の会社史』(丸善株式会社刊)にも未収録の「古典」的名著も収録。
◆別巻(第Ⅰ期・既刊)には、解題・解説・貴重資料を収録。