出版社内容情報
女性の言説から歴史を検証。近代とは何だったのか?
明治期から戦前までに刊行された女性による評論・ルポルタージュ・エッセイ・等の中から、時代の証言としての価値があり、研究者の需要の高い単行本を精選集成。「 <新しい>女たち/ 戦時下の女たち/ 女と労働/ 女と生活/ 女と異郷」の5本の柱をもとに、歴史的視点で女性的言説の変遷がみえるように構成。各巻末に第一線の研究者による解説を収録。第三回配本では、5本の柱ごとに1巻づつ、新聞・雑誌等に掲載された女性による言説で、単行本にはならなかったものを新たに編集したアンソロジーを刊行。隠蔽された局面を浮上させ、今日の抱える問題を照射する好資料。
本書を推薦します!
ポスト産業社会へ向かう言説分析に不可欠な資料 城西国際大学学長 水田宗子
くりかえし立ち還ることのできる証言の宝庫 東京大学大学院教授 上野千鶴子
女性の言説と他者の言語 近畿大学教授・評論家 関井光男
男の書かないところへ目をむける 国際日本文化研究センター助教授 井上章一