内容説明
農業労働も、そして、すべての家事労働も一手に引き受けてきたイチ子さんのあまりにも早すぎた死。三つの視点で「女と農」を切り拓く…。
目次
第1話 イチ子さんが逝く(出会い;イチ子さんの四季;燃え尽くす)
第2話 安全な食べ物を求めて(消費者がつくった自給農場;有機栽培米を求めて;破綻していくそれぞれの活動;米を守る活動へ;農業者への道)
第3話 農業は農業者だけのものか(私たちの提携活動;変質していく提携活動;「女」と「農」;「農」を守る新しい試み)
著者等紹介
海老沢とも子[エビサワトモコ]
1948年生まれ。水戸市に在住。1978年から「水戸たべものの会」を仲間たちと運営。茨城県農協中央会に勤務し、2000年退職
橋本明子[ハシモトアケコ]
1934年生まれ。1988年、東京から茨城県八郷町に移り、夫と小さな野菜畑を耕し始める。私たち夫婦が作った有機野菜を食べる消費者35世帯。「提携米ネットワーク」と、自給・自立をめざすスワラジ学園に関わる
山崎久民[ヤマザキヒサミ]
1941年生まれ。横浜市在住。「女と男が平等に働くための制度改革をすすめる会」でジェンダー視点から税・年金制度に取り組む。都市と農村女性をつなぐため「WAN『女と農』ネットワーク」を旗揚げ
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