内容説明
本書の第1部では、消費者と生産者の私的便益追求の合理的行動を中心として、ミクロ経済学分析の主要部分をカバーしている。最終章で,市場の失敗から公共財の必要性を明らかにすることで公共経済学への道筋を示した。第2部では公共経済学の現代理論を概観できるように構成しており、最新のトピックスを読者に分かりやすく,正確に解説している。数式による論理展開を必要最小限にとどめて、具体的実用性を最大限重視した。
目次
第1部 ミクロ経済学の基礎理論(消費者の効用極大;スルツキー方程式と間接効用関数;企業の短期利潤極大;企業の長期利潤極大;需給の調整と市場の失敗)
第2部 公共経済学の基礎理論(補償変分と等価変分;消費財課税による厚生損失;公共財の最適供給;労働所得税のMCF;最適間接税;福祉政策・社会保険料・公債発行)
著者等紹介
鎌苅宏司[カマカリコウジ]
1961年大阪府に生まれる。’86年関西大学経済学部卒業。’95年同大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在大阪学院大学経済学部助教授。経済学博士(関西大学)
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