感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
木村すらいむ
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人間や文化のことをどのように扱い,記録するのかが知りたくて,文化人類学の教科書くらいは読んでおこうという気持ちで見つけた.”文化人類学はどういう学問か”,”文化とは何か?”,”生活と宗教”,”ライフヒストリーを取材する”,”エスニシティと民族問題”,”アイヌ民族問題”,”人間の言語と言語政策”の話が,論理展開がしっかりしていて面白かった.文化人類学なものの考え方について,良い論法と,悪い論法と思えるものがどちらも載っている本で,良い記述がどうして良いか,悪い記述はどうして悪いのかを批判的に考えられた.2014/08/26