内容説明
凝縮系物理学を志す大学院生を研究の最前線へと導く本書第1版を大幅に拡張し、第2版として刊行。改訂の最大の特徴は、非平衡現象の物理を扱う2つの章が追加されたことにある。これらの章には、伝統的必須項目から、材料物性・デバイス工学でも必須となったナノ領域の電子伝導等の現代的題材までが幅広く含まれる。これにより、本書は基礎理学にとどまらず、応用までの広範な分野の研究者にとっても実践的な文献となった。第2版は上下2巻からなる。上巻では、場の理論の現代的手法である第二量子化、汎関数積分、平均場理論、協力現象が詳説されている。またグラフェンをはじめとして、初版刊行時点からの研究進展に対応した加筆も随所に含まれる。
目次
第1章 粒子から場へ
第2章 第2量子化
第3章 Feynman経路積分
第4章 場の汎関数積分
第5章 摂動論
第6章 対称性の破れと協同現象
第7章 応答関数
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