内容説明
本書は最も新しいそして完璧なまでによく整理された固体物理学の教科書である。本巻では固体が示す種々の興味ある性質が基礎理論の応用として詳述されている。まず均質な半導体および不均質な半導体の性質が論じられるが、これは固体エレクトロニクスの基礎をなすものである。ついで結晶格子の欠陥全般についての概説があり、続いて磁性体論が3章にわたって展開される。最後の超伝導体の章はこの難解な現象をわかり易く理解させてくれる他に類を見ない解説である。
目次
第28章 均質な半導体
第29章 不均質な半導体
第30章 結晶内の欠陥
第31章 反磁性と常磁性
第32章 電子相互作用と磁気的構造
第33章 磁気的秩序
第34章 超伝導
付録 P.ランデのg因子の計算