内容説明
本書では、最初に超対称性の歴史について述べ、超対称性代数を構成する。その後、超対称性を持つ場の理論、ゲージ理論を構成し、それらに基づき、標準模型を超対称性を持つように拡張した模型を調べる。
目次
24 歴史的導入(型破りな対称性と禁止定理;超対称性の誕生 ほか)
25 超対称代数(次数付きリー代数と次数付きパラメータ;超対称代数 ほか)
26 超対称場の理論(場の超対称多重項の直接的な構成;一般的な超場 ほか)
27 超対称ゲージ理論(カイラル超場のゲージ不変な作用;可換ゲージ超場のゲージ不変な作用 ほか)
28 標準模型の超対称性版(超場、アノマリー、保存則;超対称性と強・電弱の統一 ほか)
著者等紹介
青山秀明[アオヤマヒデアキ]
1976年京都大学理学部物理学科卒。1982年カリフォルニア工科大学博士課程修了。Ph.D.1982‐1988年スタンフォード線形加速器センター理論部研究員、ハーバード大学客員研究員等。1988年京都大学理学部助手。1989‐1997年京都大学教養部・総合人間学部助教授。1998‐現在京都大学総合人間学部基礎科学科教授
有末宏明[アリスエヒロアキ]
1976年京都大学理学部物理学科卒。1982年京都大学理学博士。1982‐1983年日本学術振興会奨励研究員。1983‐1985年京都大学基礎物理学研究所研究員。1985‐現在大阪府立工業高等専門学校助教授
杉山勝之[スギヤマカツユキ]
1990年東京大学理学部物理学科卒。1995年東京大学理学系研究科博士課程終了。理学博士。1995‐1996年京都大学基礎物理学研究所湯川奨学生、日本学術振興会特別研究員。1996‐現在京都大学総合人間学部基礎科学科助手
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