目次
第1編 語からのアプローチ(「みな人」―「東下り」(『伊勢物語』第九段)
「年ごろ」―「仁和寺にある法師」(『徒然草』第五二段)
「ずなりぬ」―「筒井筒」(『伊勢物語』第二三段)
二重叙法―「筒井筒」(『伊勢物語』第二三段)
「さりとて」―「児の空寝」(『宇治拾遺物語』巻一の一二) ほか)
第2編 表象からのアプローチ(「しのぶずり」と「狩衣」―「初冠」(『伊勢物語』初段)
平安時代の洗濯事情と位色―「紫」(『伊勢物語』第四一段)
「さらにまだ見ぬ骨」の扇―「中納言参り給ひて」(『枕草子』第九八段)
「几帳」のほころび―半隠蔽の装置―「宮にはじめてまゐりたるころ」(『枕草子』第一七七段)
「山吹」を着た紫の上―「若紫」(『源氏物語』第五帖) ほか)
著者等紹介
高橋良久[タカハシヨシヒサ]
1957年、名古屋市生まれ。國學院大學大学院文学研究科文学専攻博士課程修了。博士(文学)。都立高校、愛知県立高校教諭を経て、愛知文教大学教授
畠山大二郎[ハタケヤマダイジロウ]
1983年、宮城県生まれ。國學院大學大学院文学研究科文学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、愛知文教大学准教授、その他、國學院大學兼任講師、フェリス女学院大学非常勤講師、NPO法人“源氏物語電子資料館”副代表理事。著書に、『平安朝の文学と装束』(新典社)(第5回池田亀鑑賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。