内容説明
「する」という動詞を、あなたは一日に何回使っているだろうか?そのうち、どれくらいの「する」について確かな認識を持っているであろうか―本書は、「する」という動詞に関係する103項目の一つひとつのQとAとが、読者にとって新しい発見と認識をもたらしてくれるよう作られた本です。
目次
「する」は、どうしてサ行変格に活用するのか。
古典語「す」が、どうして現代語「する」となるのか。
「する」の未然形は、どうして三語形もあるのか。
「する」の未然形「さ」は、どのように成立したのか。
「する」の命令形「しろ」は、どうして加わったのか。
「す」「する」に、具体的な意味は存在するのか。
国語辞典の「する」の語釈は、どう理解したらよいか。
そもそも、「する」は、自動詞なのか、他動詞なのか。
「する」の自動詞・他動詞は、どう判断したらよいか。
意味がない「する」に、どうして意味が見えてくるのか。〔ほか〕
著者等紹介
中村幸弘[ナカムラユキヒロ]
昭和8(1933)年、千葉県生まれ。國學院大學文学科卒業後、昭和31(1956)年から15年間、千葉県立佐原第一高校・同県立大原高校・國學院高校に教諭として勤務。昭和46(1971)年、國學院大學専任講師・助教授・教授を経て、平成16(2004)年、定年退職。博士(文学)・國學院大學名誉教授。続いて弘前学院大学教授の後、平成19(2007)年から國學院大學栃木短期大學教授(学長)を努めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。