内容説明
日本国憲法は、中学・高校で学習した学校文法だけでは読めません。このたび、学校文法を生かしながら、各条文の構造を整理して、図解図示して読み解きました。憲法の議論に先だって、その理解を徹底させましょう。付録に「日本国憲法」の全文を収録しました。
目次
第1章 目的語提示文を認識して読む日本国憲法(憲法の条文に多い目的語提示文;目的語提示文のバリエーション;一文の一部となっている目的語提示の表現;目的語提示再帰格省略文)
第2章 条件表現に留意して読む日本国憲法(「場合」が構成する条件表現;「とき」が構成する条件表現;仮定形+「ば」で構成する条件表現;重なって現れる条件表現;その他の条件表現)
第3章 「は」のいろいろに警戒して読む日本国憲法(直ちに読み分けたい「は」と、その構文;悩ませられる「は」のいろいろ)
第4章 何のための受身かを見定めて読む日本国憲法(受身という術語;「れる」「られる」と関係する諸表現;日本語文として疑問ある「れる」「られる」文)
著者等紹介
中村幸弘[ナカムラユキヒロ]
昭和8(1933)年、千葉県に生まれ、國學院大學文学科卒業後、昭和31(1956)年から15年間、千葉県立佐原第一高等学校・同県立大原高等学校・國學院高等学校で教諭として勤務。昭和46(1971)年、國學院大學専任講師・助教授・教授を経て、平成16(2004)年、定年退職。博士(文学)・國學院大學名誉教授。続いて弘前学院大学教授の後、平成19(2007)年から國學院大學栃木短期大学教授(学長)。教育現場時代から辞書・教科書等の編集に協力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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