内容説明
前著『諌早少年記』は、団塊の世代の生んだ少年小説の最高傑作という評価を得た。本書は、その続篇ともいうべき、同じ地方都市を舞台にした、思春期の若者群像劇である。しかし、ここには思春期に特有のもやもやがもやもやと描かれているわけではない。『諌早少年記』と同じく、ぴんと張った「少年の目」で、思春期のどたばた騒ぎが活写されているのである。60年代地方都市の若者群像劇。
著者等紹介
浦野興治[ウラノコウジ]
1947年、長崎県諌早市生まれ。小谷剛主宰の「作家」同人、小川国夫主宰の「青銅時代」同人を経て、文芸同人誌「カプリチオ」を立ち上げる。この間、「早稲田文学」にも小説を発表。現在、レック研の文芸誌「テクネ」主宰。小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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