内容説明
芸者を母に、博打打ちを父に、浅草の花柳街で生まれ育った著者が、昭和十年代の六区界隈の賑わい、浅草の住人たち、東京大空襲の体験、浅草っ子たちとの再会などを書き綴った自分史的エッセイ集成。
目次
1 浅草今昔(瓢箪池を前にして;父という人;露店の昼と夜;千束町の人々 ほか)
2 浅草育ち(家族;転校;東京大空襲;戦後;結婚;写真;母の死)
著者等紹介
島田和世[シマダカズヨ]
1930年、東京生まれ。日本文芸家協会会員、俳人協会会員。著書に『市井に生きる』(北九州市、第9回自分史文学賞佳作受賞作品、驢馬出版)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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