目次
序章 ペレストロイカとソ連における民族問題の再検討
第1章 スターリン民族政策の形成―ザカフカス時代の一ボリシェヴィキ
第2章 ロシア革命の発端―1916年中央アジア蜂起
第3章 被圧迫民族地域革命の構造
第4章 ソ連結成期の諸民族―社会主義と民主主義
第5章 一国社会主義路線の確立―ソヴェト・ナショナリズムの形成
第6章 ロシア周辺地域の農業変革と工業化
第7章 ソ連の朝鮮人と日ソ関係―補 強制移住させられた少数民族について
第8章 スターリン宗教政策と民族政策
第9章 民族関係の現状とソ連解体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DIVERmope
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スターリンを中心とした民族政策とした著作。民族のデータや当時の為政者達の発言や行動を細かく解説している。が、残念なことに二次資料が多い上に、データのチェリーピッキングが多く、出典が極めて曖昧であるため、専門書としての体を成してはいるものの、中立的な研究書としては三流であると言わざるを得ない。当時の民族政策の概要をサラッと把握するだけならばよいかもしれないが、読み込めば読み込むほど、著者の荒さと自己顕示欲が露になり、まるでポーランド産の偽ウォッカのような後味の悪さだけが残る。2013/10/05
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- 和書
- 鈴と童子と道元と