内容説明
南米の小国ボリビアの革命の事例分析を通じて、アメリカ外交の全体的な特徴の一端を明らかにする。
目次
米国の自由主義と第三世界の革命
1952年ボリビア革命の歴史的背景―革命的ナショナリズムの起源
1943年ビジャロエル=MNR革命と米国の対応(1943年~1952年)
トルーマン政権の「リベラル・プロジェクト」と1952年ボリビア革命
アイゼンハワー政権のラテンアメリカ援助政策とボリビア革命(1953年1月~4月)
ミルトン・アイゼンハワーの南米視察旅行(1953年6月~7月)
対ボリビア緊急援助決定から長期的援助へ(1953年9月~1955年12月)
アイゼンハワー政権による経済安定化政策とボリビア軍再建・軍事援助への道(1956年~1960年)
ケネディ政権とボリビア革命(1961年~63年)1―「進歩のための同盟」のモデルとしてのボリビア
ケネディ政権とボリビア革命(1961年~63年)2―政治状況の不安定化と治安対策援助への傾斜
ジョンソン政権と1964年のボリビア革命政権の崩壊
著者等紹介
上村直樹[カミムラナオキ]
群馬県に生まれる。1980年に東京外国語大学英米語学科を卒業後、一橋大学大学院法学研究科博士課程をへて、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)歴史学部大学院で博士号取得(Ph.D.)。広島市立大学国際学部教授をへて、2012年より南山大学外国語学部英米学科教授、2014年からは南山大学大学院国際地域文化研究科研究科長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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