内容説明
東アジアの共同体形成においてその土台となるFTA。日本の通商政策転換をFTA政策をめぐる国内政治過程から迫る。日星FTA、日墨FTAの交渉過程の分析を通じて、日本の通商政策が多国間主義一辺倒のものから二国間主義・地域主義を並行して進めるものへと転換した要因を分析。韓国のFTA政策形成過程の特徴を整理した上で、韓国のFTA交渉と比較しながら日本のTPP交渉の特徴と今後の展開について考察した。
目次
第1章 問題提起と先行研究
第2章 分析の枠組みと研究の意義
第3章 日本・シンガポールFTAの交渉過程
第4章 日本・メキシコFTAの交渉過程
第5章 韓国のFTA交渉過程
第6章 日本のTPPを巡る国内政治過程
著者等紹介
金ゼンマ[キムゼンマ]
明治大学国際日本学部専任講師。西江大学人文学部卒、高麗大学国際大学院日本地域学科修士課程修了、一橋大学大学院法学研究科国際関係専攻修士・博士課程修了(博士・法学)。一橋大学COE研究員、一橋大学・早稲田大学・立命館大学非常勤講師、早稲田大学アジア太平洋研究センター助教、関西外国語大学講師を経て、2014年4月より現職。早稲田大学韓国学研究所招聘研究員兼任。専攻は国際政治経済、FTA/TPP、アジア太平洋国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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