内容説明
産業革命、2つの世界大戦、冷戦…国際政治の転換期には必ずマイノリティをめぐる国家間の相克があった。国際の安全、国家の安全、人間の安全。3つの視点から描き出される国際安全保障のすがたとは。
目次
はじめに
1 「文明」の支配と人種主義
2 文明国の戦争と民族自決
3 国際平和とマイノリティの安全
4 国際平和論の蹉跌
5 文明の戦争と人種主義
6 浮上する人種問題、封印されたマイノリティ問題
7 反人種主義の国際闘争
8 人々の解放と自決の果てに
9 復活した民族マイノリティ保護制度
おわりに―国際平和と人間の安全保障の狭間で
著者等紹介
吉川元[キッカワゲン]
1951年広島県広島市生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。広島修道大学教授、神戸大学法学研究科教授を経て、上智大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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