出版社内容情報
1890年から1960年までの恋愛小説(新聞小説)を通じて、家族道徳の変化をあとづけ、民主主義が日本に定着する過程を解明する1890年から1960年までの恋愛小説(新聞小説)を通じて、家族道徳の変化をあとづける。
その家族道徳の大きな変化によって、戦後の激しいイデオロギー対立にもかかわらず民主主義が日本に定着していく過程を、デモクラシーの社会的側面から解明する。
広岡守穂[ヒロオカモリホ]
著・文・その他
目次
第1章 家庭小説―独身男女の恋愛は御法度だった(家庭小説―第一次世界大戦以前の恋愛小説;許されない未婚男女の恋愛 ほか)
第2章 通俗小説の時代(通俗小説―菊池寛の『真珠夫人』;加藤武雄のヒューマニズム ほか)
第3章 自己実現とものづくり(自己実現とものづくり;幸田露伴の『五重塔』から島木健作の『生活の探求』へ ほか)
第4章 戦後民主主義と通俗小説(戦後の新聞小説;石坂洋次郎の『青い山脈』が描いた民主主義 ほか)
著者等紹介
広岡守穂[ヒロオカモリホ]
中央大学法学部教授。1951年金沢市生まれ。東京大学法学部卒業。おもな専攻は日本政治思想史だが、現代日本の社会現象に幅広い関心を持ち、男女共同参画、NPO、子育てなどさまざまな分野で発言している。NPO推進ネット理事長(現在顧問)、佐賀県立女性センター・アバンセ館長などを歴任。詩人、作詞家であり『詩集はじめて』(私家版)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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