内容説明
高柳信一による「科学としての法律学」の法理論をどのように継承するかいま注目される学問の自由。
目次
学問の自由法理研究の視角と本書の構成
1 学問の自由とテニュアの原理(合衆国における「2つの学問の自由」について;合衆国における「2つの学問の自由」・再訪―Urofsky判決とその後;「修正1条制度」論と学問の自由 ほか)
2 大学の「自治」と「自律」の距離(大学の自律と学問の自由―プリンストン大学事件を題材に;「大学の自律」と「教授会の自治」―autonomyとself‐governmentの間;大学の「自治」と「決定」―2014年大学ガバナンス改革法制について ほか)
3 学問・憲法・憲法学(法・真理・プロフェッション―「批判的法学研究と学問の自由」論争の周辺;ディシプリンとその「正典」―現代アメリカ憲法学の自画像をめぐって;プロフェッションの自律―「中間団体」の居場所 ほか)
著者等紹介
松田浩[マツダヒロシ]
1972年東京都生まれ。一橋大学法学部卒業、一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)。駿河台大学法学部専任講師、東京経済大学現代法学部准教授などを経て、成城大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。