新異国叢書
バード日本紀行

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  • サイズ B5判/ページ数 376,/高さ 24cm
  • 商品コード 9784841902952
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0320

内容説明

「新奇で珍しく、いつまでも関心を引くもの」を求め、1878(明治11)年に来日した女性世界旅行家・バード。本書は初版本に基づき、普及版からの邦訳『日本奥地紀行』で省略された章を訳出、挿画は全点を収録。東京・神戸・大阪・京都・奈良・松坂・伊勢・津など、古来日本の中心であった地への旅では、『奥地紀行』とは異なる異文化理解が示され、バードの日本観を知る必読の書となっている。

目次

第一便(第四信)(けだるい暑さ;東京の街路風景 ほか)
第二便(第五信)(狭いわだち;話題 ほか)
第三便(第七信)(演劇の改良;古代演劇 ほか)
新潟伝道に関する覚書(キリスト教伝道;伝道拠点としての新潟 ほか)
第四便(第十九信)(寺町通り;寺の内部 ほか)
第五便(第二十一信)(みすぼらしい町並;骨董屋 ほか)
第五便(第二十一信)―結び(買い物術の不条理;悲哀と喜び ほか)
食品と調理に関する覚書(魚と醤油;鳥獣肉の食し方 ほか)
蝦夷に関する覚書(地形的特徴―開拓使 ほか)
第六便(第四十七信)(芳しくない天候;伝道の熱意 ほか)〔ほか〕

著者等紹介

楠家重敏[クスヤシゲトシ]
1952年東京に生まれる。日本大学大学院文学研究科日本史専攻修了。現職は杏林大学教授(外国語学部)、日本大学講師

橋本かほる[ハシモトカホル]
1944年中国・大連に生まれる。バース(英国)大学大学院・現代言語学修士。現職は千葉商科大学講師

宮崎路子[ミヤザキミチコ]
1956年栃木県に生まれる。コロンビア大学大学院ティーチャーズカレッジ修了。現職は国際医療福祉大学専任講師。英語関係の著作がある。日本英学史学会会員
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感想・レビュー

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ひろただでござる

1
以前読んだ本では抜けていた京阪神の補完。新島襄や赤松連城との交歓が面白く、特に創造主をたてることでキリスト教徒は束縛されているという赤松連城との宗教談義がとても興味深かった。明治10年前後の浄土真宗本願寺派の僧侶がキリスト教と仏教と神道について英国人と英語で宗教談義をしてたなんてかなりビビる。京都ベタ褒めなのに神戸はともかく大阪は”川が多くて橋も多いし人も多い…”で完(T_T)。1877年の教育白書で小学校の予算が海軍予算の2倍というのには驚いた(未確認)。2020/08/26

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