内容説明
欧米市場に、絹と銅をはじめとする日本の産物は利益をもたらすのか?その調査のため、農政学者マローンは東アジア遠征隊に参加、1860年に来日した。ヒュースケン事件・東禅寺事件など幕末の騒然とした世情が、彼一流の「書くすべてが真実であることを絶対的条件とした生々しい臨場感」で描かれている。中国編は「絹」の源流を求めた内陸への旅行記。
目次
日本(江戸湾到着;日本の性格描写;ヨーロッパ市場にとっての日本の価値 ほか)
中国(絹の産地への旅;中国の革命)
補遺―R・ヴェルナー著『中国、日本、シャムへのプロイセン遠征記』より(江戸;日本の宗教;日本人の生活 ほか)
著者等紹介
真田収一郎[サナダシュウイチロウ]
1940年東京に生まれる。慶応義塾大学大学院文学研究科修了。現在日本大学芸術学部教授
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