出版社内容情報
家訓を守り育った材木問屋の娘・お峰は、ある日炎の女に変貌する。
享楽と頽廃の渦巻く文化文政期の江戸を舞台に、鮮烈な愛の姿を描く長篇。
〈解説〉松井今朝子
【目次】
内容説明
大工修業中の甚三郎に、見合い話が持ちかけられる。相手は、倹約第一を家訓とし二百年以上栄えてきた材木問屋「真砂屋」の娘・お峰。互いに惚れあい結ばれた二人の前に数々の困難が降りかかった時、お峰は炎の女へと変貌する―。享楽と頽廃の渦巻く文化文政期の江戸を舞台に鮮烈な愛の姿を描く、中期有吉文学を代表する長篇。
著者等紹介
有吉佐和子[アリヨシサワコ]
1931年(昭和6年)和歌山市に生まれる。東京女子大学短期大学部英語科を卒業。在学中、『演劇界』の懸賞論文に応募して連続入選。同人雑誌『白痴群』を経て第十五次『新思潮』同人となる。『華岡青洲の妻』により女流文学賞、『出雲の阿国』により芸術選奨文部大臣賞、日本文学大賞、婦人公論読者賞を受賞。小説家、劇作家、演出家として広く活躍した。1984年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃとら
42
【図書館本23】倹約し慎ましく実直に家業を繋いできた材木問屋の真砂屋。絹を着たこともないお嬢様と婿に入った元大工。嫁いだ叔母が実家の相続を狙いあの手この手で邪魔をする。真砂屋では禁止の芝居狂いにも、最悪😣と思っていたら、お嬢様まで借金を重ねて着道楽に走る?何故?ラストでこの夫婦の意図がわかる。時代の流れの中で天晴れな結末でした👏2026/04/15
まーみーよー
30
意外性の1冊。なんだこれは。主人公お峰が予想もつかない動きをする。前半の顔からは想像がつかない後半の顔。予想がつかない分、先が気になってページが進む。そして強烈なキャラクター、お峰の伯母お米。このお米とお峰のやり取りがすごい。お米が物語をある方向へ牽引しているとも言える。今まで読んだ有吉作品の中でもアクが強い作品でした。2026/01/30
更夜
4
『芝桜』『出雲の阿国』と違っている所はこの物語のお峰は、江戸時代豪商の跡取り娘であることです。養子を取って店を継ぐ御新造なのですが、後半になると別人のように「金使い」がかわる。それには訳がある、というミステリー要素もありました。有吉文学お得意の「才能ある嫌な女」にあたる伯母のお米が「ひたすら嫌な女」とちょっと人物造形が平たい部分がありますが、やはりお金の事書かせると迫力。愛と夢だけでは生きていけないが、金だけでも生きていけないもの、とよくわかります。流石。2026/05/05
栄吉
2
★★★☆☆ 最後までどうなる?と読み進め、潔いとの気持ちになってしまう。着物等の描写で唸る。流石の有吉先生です。2026/03/05
たけのうみ
1
32026/02/01




