内容説明
御雇外国人として来日し、明治期西欧人日本研究家の第一人者と評される彼の本格的研究書。日本への深い思いやりと戦前の軍国主義、国粋主義への批判によって日本を理解した彼と、日本を愛し心酔してゆくハーンとの日本観の対立・葛藤をも描く。サトウ、アストン・ハーン研究者をはじめ、一般読者にとっても格好の読物。
目次
序章 チェンバレンをめぐる人々
第1章 来日以前のチェンバレン
第2章 御雇外国人として
第3章 初期日本研究
第4章 『英訳古事記』のあとさき
第5章 帝国大学教授時代
第6章 著述業時代
第7章 チェンバレン関係資料
第8章 チェンバレンとハーン(1)
第9章 チェンバレンとハーン(2)
第10章 チェンバレンとサトウ(1895~1910)
第11章 「新宗教の発明」
第12章 ジュネーブの隠者
チェンバレン略年譜
チェンバレン著作目録
チェンバレン関係書簡リスト