内容説明
暗やみ、泥棒、ヘビ、お化け…これは、子どものころのガンジーが、もっともこわがっていたものです。イギリスの支配からインドを救い出し、愛の戦士とうたわれたガンジーも、ふつうの一人の人間で、欠点や弱さもたくさんもちあわせていました。その彼の武器となったのは、銃でも剣でもなく、人間の暴力に無言で立ち向かう勇気と、平和をねがう人類愛だったのです。今もなお、世界中の人びとに影響を与えつづけるガンジーの生き方と、独立までの軌跡とを、彼の人間的なみ力にふれながら見ていきましょう。
目次
1 首相の息子
2 教育と少年期の結婚
3 イギリスの紳士として
4 歓迎せざる客
5 宗教の探究
6 質素な生活
7 国民のリーダー
8 投獄と塩の行進
9 独立への道
10 ただならぬ光
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんふぁ
1
ガンジーをよく知らなかったから読んだ。なんで無抵抗で人々を導けていたのか、宗教的バックボーンありきの行為だったと納得した。2022/04/20
星雅人
1
★★★☆☆ 「あせってことを運ぶのは、すべて暴力なのだよ」名言。こういう言葉をを重く受け止めなきゃいけないなぁ。ミヒャエル「モモ」を読みたくなった。でも、この伝記を読むと、何かが起きて、ガンジーが断食して解決して、の繰り返しに思えてしまう・・・。それはめっちゃ凄いことなんだけど駄々っ子とかぶって見えてしまう・・・。2009/07/06