内容説明
ぼくはいま、まっ暗な部屋のベッドにもぐり、懐中電灯のあかりがもれないようにしながらこれを書いている。家の前には車がとまっていて、ふたりの男がぼくを監視している。というのも、ぼくが「人間光合成」に成功したからなんだ…。理科コンクールにむけてのちょっとした思いつきが、いつしか大統領をまきこむ大問題に。辛口のユーモアがきいたエンターテイメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
midorino
6
twitterのあやふや文庫で「少年が木に変わってしまう本」を探しているのを見て、小学生のころ読んだこの本のことを思い出した。だけどタイトルが思い出せなくて、「ぼく」とか「秘密」が入ってカタカナもあった気がする…という、それこそあやふやな記憶をもとに何とか見つけられた。でも、あやふや文庫で探している本とは違うようだけ。この本は人間が光合成をする方法を見つけ出した男の子のお話。ちょっとブラックで昔読んだときはなんだか怖くなったことを覚えている。よく通った県立図書館の空気を感じながら読んだ。2019/07/19
のん@絵本童話専門
0
理科の自由研究で、誰もが不可能だとバカにした研究「人間の光合成」に挑戦したアレン。よき理解者のじいちゃんと共に実験を成功させるも、誰も信じてくれない。信じてもらうために大統領にまで訴えたが、国家機密となってしまった!分からず屋のグリーン先生がいきなり賛同してくれたことに驚いたが、よき理解者となり得た途端に起きた衝撃!こ、こわっ!!!なんとブラックな終わり方なんだ…!中・高学年2024/06/20
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